葛は驚くべきパワーを秘めている!【雷乃収声(秋分、七十二候)】

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雷乃収声【かみなり すなわち こえをおさむ】(七十二候)

9月23日~9月27日は秋分で雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)。夏の期間に鳴っていた雷がおさまり、うろこ雲が空に出現する頃です。『暑さ寒さも彼岸まで』の言葉の謂いにして、残暑も和らぎだんだんと秋の気配が感じられます。

葛掘る(くずほる)

この季節の旬は『葛』です。「葛引く」「葛根掘る」。ながい夏の期間に極太に生育した葛の根を掘る季節の言葉です。生きる力に溢れた自生の葛は、昔飢饉で苦しんだ時の代替食物でした。当時葛は田畑のあぜ道に植えていました。栄養が豊かな根菜部には疲労を癒す効能があり、風邪をひいた時など薬としての漢方薬、葛根湯が有名です。

葛には無駄なところがなく、薬効がある

葛は無駄なところがなく、葉は止血や解毒の働きがあり、虫に刺さされた時や傷の治療にも使用されていました。葛は毎日の生活のなかで共生しており、日常的に刈り取っていました。葛は繁殖力がとてつもなく強靭で、根を抜かないでいると広がるいっぽうで、樹木を枯らしてしまう要因となることから、最近では有害植物とカテゴリーされてしまっています。夏季の期間に、葛の紫の可憐な花が咲いているのをお気づきかと思いますが、葛は秋の七草の一つでもあり、万葉のときより詩にも詠まれてきました。秋も深まると葛のみでなく、茜など様々な薬草の根をとることから、「薬掘る」という季語があります。

本葛はとても希少

本葛(吉野本葛)は混じりっ気なしの葛だけを寒水に晒したもので、精製に手間ひまがかかるので、とても希少です。葛粉とおなじく片栗粉は、ユリ科のかたくりの根、蕨粉はシダ科の蕨の根から採取していましたが、今ではその殆どがじゃがいもの澱粉が代わりになっています。根を叩いて水に晒し粉にする作業は、冬の極寒の最中におこなわれます。

神経痛や婦人病に効能がある

紅花や茜には血を浄化する働きや保温するはたらきがあり、神経痛や婦人病に効能があり、女性用の腰まきに用いられてきました。これらの多くは染料と同時に薬剤としても使用され、草木染めを肌につけることは、植物の精によって身を護る術でもありました。

葛のお菓子

奈良県吉野郡吉野町吉野山に中井春風堂という葛菓子のお店があります。

葛が一番美しい時

このお店に『吉野本葛湯』という本葛湯があります。本葛以外他の澱粉は一切使わず、吉野本葛だけで仕上げたもので、糖分は自然糖(阿波和三盆)が選ばれています。見るからに本葛は美味しそうで、しかも体にも心にもやさしい感じがしますね!わたしも吉野を訪ねた際には、このお店に立ち寄りたいと思っています。詳しくは、お店のサイトをご覧ください。

中井春風堂

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